PARCOとタッグを組んだ都心型フェスを開催!
ニューアコ本番まであと1ヶ月を切りました!
「まだか、まだか」と、指折り数えて開催を待ち詫びている人も多いのではないでしょうか。
ニューアコは今年で記念すべき10周年。そんな今年のニューアコへの気持をさらに盛り上げるため、8月10(土)〜12(日)の3日間、渋谷の「GALLERY X BY PARCO」にてプレイベントが開催されました。熱狂と爆笑に包まれたイベントの模様をレポートします。
渋谷の会場に来れなかった方も、このレポートで気分を盛り上げてニューアコ本番に向けてボルテージをアゲていきましょう。
レポート本編に入る前に、今回のイベント概要について簡単にご説明を。
今年も水上高原リゾート200で開催される「NEW ACOUATIC CAMP」。その本番を前に、気持ちをニューアコにチューンインするため、そしてまた「まだ行ったことがない」という方にニューアコの雰囲気や世界観に触れてもらおうと開催されたのが今回の「シブヤで、ニューアコ。」です。
イベントは3夜連続で開催され、初日は荒井岳史(the band apart)さんとKeishi Tanakaさん、2日目はRONZI(from OAU)さんとLOW IQ 01さん、そして最終日はMARTIN(from OAU)さんと飯田瑞規(cinema staff)さんによるライブパフォーマンスが繰り広げられました。
昼間の時間帯は入場無料のギャラリータイム
昼間の時間帯は、ニューアコの空気感を体感できる空間として会場を入場無料でOPEN。まずはその様子からレポートしていきます。
会場には、過去の歴代ポスターやフェスの臨場感を伝える写真作品を展示するほか、過去の名シーンを撮影した映像を投影。ここが渋谷だということを忘れてニューアコにトリップしてしまうほどフェスの空気感をリアルに再現した空間となっていました。
お客さんの列が絶えなかったのが、ニューアコ本番でも出展されているデザイナー守矢氏によるステンシルサービスのブース。Tシャツやトートバッグ、レインウェア、折りたたみチェアの座面など、皆さん思い々々のアイテムにお気に入りのデザインや文字のステンシルを施していました。
ステンシルが入った自分だけのアイテムをニューアコ本番に持参すれば、気分が盛り上がること間違いなしですもんね。
ニューアコのポスターデザインも担当する守矢さん。ブースには数々のステンシル型に紛れて今年(2019年)版ポスターのスケッチがさりげなく展示されていました。これはかなり貴重!!!
来場者を突撃インタビュー
どんな方が今回のイベントに来ているのだろう? ということでステンシルをされていたお客さん2組にインタビューを敢行しました。
まず1組目はこちらの永瀬さんファミリー。じつは永瀬さんは第1回のニューアコから毎年欠かさず参加されているそう。
「思い出に残っているのは2012年ですね。いま7歳の上の子が生後2ヶ月というタイミングでニューアコに行ったんです」と奥さん。毎年ニューアコとともに家族の歴史を刻まれているそうです。「意地でもニューアコへは行く」という根性とニューアコ愛に拍手!
2組目は埼玉からお越しの佐々木さんご夫婦。なんとこのお2人、ニューアコ好きが高じるがあまり、結婚式での披露宴会場の装飾をCandle JUNEさんにお願いしたという強者。JUNEさんとはコネがあったわけでもないので、JUNEさんに直談判して実現したそう。いやはや、溢れるニューアコ愛には頭が上がりません。
いよいよライブステージ本番!
ライブの開場時間の17時になると外には開演を待つファンの長蛇の列が。その列はスペイン坂の上まで伸びました。そしていよいよライブがスタート!
まずはRONZIさんのステージがスタート。ギターを抱えて椅子に腰掛けると「え〜この間、道を歩いていたら〜」と、なぜか漫談風の口調で話しはじめ歌い出すRONZIさん。ここでは詳しい内容は伏せておくが(ぜひ生のライブでお楽しみ下さい。)、お笑い芸人も顔負けの自虐を交えた歌ネタでつかみはばっちりでした。その後も、昭和〜平成の名曲をもとにした爆笑替え歌ヒットメドレーが続き観客は抱腹絶倒。なかには涙を流しながら笑う人もいるほどでした。
続いてはイッチャンことLOW IQ 01さん。大爆笑をかっさらっていったRONZIさんの後で「RONZIの後は演りづらいわ!」と悪態をついていましたが、LOW IQ 01さんもRONZIさんに負けず劣らず軽妙なトークで笑いを取りつつ、オリジナル曲の「SNOWMAN」や、BiSHの「星が瞬く夜に」、GANG PARADEの「BREAKING THE ROAD」などアップテンポな楽曲で観客の心を鷲掴み。会場の観客をひとつにする圧巻のパフォーマンスを1時間以上にわたって繰り広げてくれました。
そして、2人のスペシャルコラボによるBRAHMANの「ANSWER FOR…」で興奮は最高潮に。演奏後LOW IQ 01さんは、「やっぱRONZIのコーラス入ると超気持ち良いわ。歌ってて『わぁ〜本物だ〜』って思ったもん」とコメント。ある人は立ち上がって肩を組んで踊ったりと、まさに渋谷がニューアコと化した瞬間でした。
今回のイベントは都心での開催ということで日帰りのフェスでしたが、じつは1組限定でキャンプインできるサービスを提供。イベント終了時から翌朝まで、会場を貸し切ってのキャンプインを実施しました。
見事当選されたのは濱田さん夫婦(右)と野邊さん夫婦(左)の4人組。4人は元職場の同僚で、濱田さんはなんと初回の開催から毎年欠かさずニューアコに足を運んでいるそう。
濱田さんはもともとBRAHMANの大ファン。OAUのことももちろん大好きで、初回の開催からニューアコの虜になってしまったのだとか。グループの代表者であるそんな濱田眞吾さんに話を伺いました。
———ニューアコの魅力はどんな所にあるのでしょう?
小さい子供って、アーティスト目当てで来るわけじゃないですよね。でもニューアコでは、大人も子供もみんな本当に良い笑顔をしている。子供が笑顔になれるってひとつの答えだと思うし、それがニューアコなんですよね。
奥さんーーー(眞吾さんを指さして)この人、笑顔を通り越していつも泣いてますからね。
———泣く!? それはどういった感情からくる涙ですか?
ニューアコに来ると、自分だけじゃなくてみんな幸せなのが伝わってくる。そんな場所に自分もいれることが本当に幸せで、ここがひとつの自分の居場所なのかなって思えてくるし、また今年も帰って来れたっていうだけで胸がいっぱいになる。そこにいい感じにOAUの音楽が聴こえてきちゃったりすると、自然と涙が溢れてきちゃうんですよね。
———今年のニューアコではこれがしたい!とかありますか?
希望というか夢は、ニューアコでBRAHMAN4人のライブを観ることですかね。でもそれは難しいと思うので、今日のイチさんみたいに誰かがカバーしてくれるのを期待ですね。NIMBUSステージの大トリは今年もイチさんということなんで、そこは見逃せません。あとはもちろんOAU。彼らの音楽に身を委ね、フォークダンスで踊りまくりたいと思います!
———ありがとうございます!
次は本番のニューアコで会いましょう。
3日間にわたり開催された「シブヤで、ニューアコ。」に来場してくださった皆様。どうもありがとうございました! 今回、渋谷に来て下さった方も、そうでない方も、まだニューアコのチケットは発売中。ぜひ、ニューアコに遊びに来てください! 皆様に会えるのをお待ちしています。
【NEW ACOUSTIC CAMP 2019】
会場:水上高原リゾート200
日程:2019年9月14日(土)〜15日(日)
チケット情報は下記URLよりご確認下さい。
http://newacousticcamp.com/ticket/
文・加茂光
写真・藤井拓